私の保有銘柄で、重点を置いて保有しているのがウェルス・マネジメントです。
ウェルス・マネジメントは
・不動産
・ホテル運営
・アセットマネジメント
の3つの事業を柱にしている東証2部上場会社で、近年大きく売上高・経常利益を伸ばしています。
また、来年度にはJ-REIT組成と、近年中での東証1部への昇格を視野に入れている、将来有望な会社です。
今年はコロナウイルスの影響もあって、1月に2300円ほどあった株価が600円程度にまで下落し、数か月低迷していましたが、現在は1600円程度にまで回復しました。
その株価低迷期間中に、同様に暴落した不動産を安く仕入れ、それを再生して売却することでコロナの経営への影響を緩和すると同時に、将来的なJ-REITへの組み込みへの布石を打っています。
J-REITって何?
さて、上記に出てきたJ-REITとはどういうものでしょうか。
J-REITの特長を簡単に列挙すると、以下のようなものが挙げられます。
① 多数の投資家から資金を集めて不動産を購入し、その不動産より主に賃料収入を得ることで、投資家に再分配する金融商品である。
② J-REITで得た利益の90%以上が投資家に再分配される。
③ J-REITが投資する不動産は、ホテル、オフィスビル、住宅、商業施設、物流施設などが含まれる。
④ J-REITの銘柄は証券会社で株式と同じように売買することができる。
⑤ J-REITの銘柄はNISA枠で購入することができる。
つまり、J-REITの銘柄を購入すれば、小口ながらも不動産オーナーになることができ、その売り上げに応じた分配金を得ることができるようになるということです。
株式のように簡単に売買することもできるので、個人単独で不動産に携わるよりも気軽に行なうことができます。
また、J-REITの各銘柄は複数の不動産により構成されているので、複数の不動産に分散投資している状況となり、リスク分散効果があります。
さらに、ホテル単体やオフィス単体などの特化型ではなく、種類の違う不動産を複数取り扱う複合型や総合型の銘柄は更に優れたリスク分散効果を得ることができます。
J-REITの種類
J-REITの種類は簡単には以下のように分けられます。
・特化型 :
1種類の不動産だけを運営。値動きの幅が大きく、リスク分散は複合型・総合型に劣る。
・複合型 :
2種類の不動産を運営。リスク分散は特化型より優れるが、総合型よりは劣る。
・総合型 :
3種類以上の不動産を運営。リスク分散に優れる。
J-REITの不動産の種類
また、J-REITでいう不動産の種類は、
・ホテル型
・物流不動産型 (倉庫などの物流設備)
・商業施設型 (ショッピングセンター。百貨店など)
・オフィス型
・住居型
・ヘルスケア型 (病院などの医療施設や高齢者向け介護施設など)
があります。いずれもメリット・デメリットが異なります。
J-REITの魅力って?
J-REITの魅力は、その配当利回りの高さにあります。4月以降のコロナ禍の影響で、ホテル収入はもちろんオフィス賃料の減少がありますが、それ以前は5-6%程度の利回りを実現していた銘柄も少なくありません。
現在は62銘柄がJ-REITに上場されています。
各銘柄は証券会社および下記リンク先より確認できます。
自分に合った銘柄を見つけて、高配当利回りを目指したいです。
そういうわけで、J-REITにはリスク分散的なメリットと優れた配当利回りがある訳で、それの組成計画が近年完成するであろうウェルス・マネジメントには高い期待を持っているのです。