こんにちは。
前々から読んでいたダンジョン飯の10巻が発売されていましたので、買ってきました。
今回の帯の文句は以下の通り。
ライオス VS. 狂乱の魔術師
台所の決戦、開幕!
迷宮最深部にたどり着いたライオス達。
彼らを襲うのは、キメラファリンを伴った迷宮の主・シスル。
最強の敵を前に、全滅は回避できるのか?
激闘開始!
ダンジョン飯は、主人公ライオスの妹ファリンがダンジョン内のレッドドラゴンに食べられるところから物語が始まります。
このダンジョンには特殊な呪いのようなものが掛けられていて、ダンジョン内で死んでも、体の損傷がひどくなければ、生き返ることができるといったもの。ファリンの体がレッドドラゴンに消化されきらないうちに、レッドドラゴンを倒してお腹の中から救い出さなければ・・・。
ファリンのなけなしの帰還魔法でダンジョンの外に戻れたライオスのパーティですが、考えの違いによりパーティは分裂。また、食料や日用品を用意する時間もお金もない。それでも助けにいかなければ、と考えるライナスはある決断をします。
お金を浮かすために、ダンジョン内で食料を自給自足する・・・。
ダンジョン内で魔物の生態系が成り立っているのだから、魔物は食べられるはず!
ここから、魔物を調理してお腹を満たしながら、ダンジョンを踏破し、ファリンを助け出す、という目的をもって、ライオス達パーティ一行は再度ダンジョン内に挑み進んでいくのです。魔物を食べながら。
この10巻では、フェニックス、首刈りうさぎが出てきます。
いくら倒しても炎を纏って復活するフェニックスをどのように抑え込むか、そしてどう料理を進めていくか、ライオス達の魔物の知識で、どのように対処していくか・・・。そして絞り出される知恵は・・・。ぜひ読んでご確認ください。
そして、首を刈られることで恐れられている”迷宮のうさぎ”との生き残りを賭けた壮絶な戦いが繰り広げられます。刈るか、刈られるか。次々に倒れていくライオス達一行。逆転の奇策はあるか?
魔物を食材にどのような料理を作るのか、というのは他のマンガではなかなか見られない点を、メインに据えてきているこのマンガ。魔物の生態の考察にも、一風変わったものがあってその点が新しいなあと感じます。
発想としてはとても面白く、かつちゃんとファリンを助けるというストーリーとしてもしっかりと描いています。
魔物食に興味がある人は必見です。
また、ダンジョン飯のワールドガイドも発売していました。こちらは各登場人物の人物説明やそれに合わせたショートマンガが記載されています。本編が面白いと思った方はこちらもお勧めです。